福生アメリカンハウスで働けるスタッフを募集中

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福生が好き、16号が好き、そしてハウスが好きという方。
只今、福生アメリカンハウスで働けるスタッフを募集中です!!(2015.1.19現在)

募集定員:1
仕事内容:16号グッズの販売と、ハウスの案内、商店街事務など
勤務時間:金・土・日・祝日 11時~17時まで
応募資格:簡単なパソコン操作が出来る方

勤務日数が少ないので、他のアルバイトとの掛け持ちや、
自分の時間が持ちたい方大歓迎です!
その他ハウスで行うイベントを考えたり、
普段つながる事が少ない商店街の方たちとの
コミュニケーションが取れたり、
ハウス好きなお客さんと仲良くなれたり、
色んな方との繋がりが持てるので、面白いです
1950
年代頃のオシャレなハウスで働けます~!

詳しいお問い合わせは
Fussa American House(福生アメリカンハウス)
TEL042‐513‐0432(営業日時:土日祝日11時~17時まで)
冨田屋
TEL042‐551‐2711

福生アメリカンハウスのfacebook

ハウスについて

アメリカンハウス:または「米軍ハウス」、「外人ハウス」、「米軍住宅」などと呼ばれてる。第二次世界大戦直後に集中して建設された、配偶者のある進駐軍・在日米軍軍人のための一戸建て住宅である。
1970年頃から米兵が横田基地内のハウジングエリアに移りはじめるとともに、音楽、美術、演劇等々あらゆるジャンルの人々が好んで住むようになり、そこから多くの有名ミュージシャンや小説家、画家等を輩出するという現象が起きた。

★福生に関わるミュージシャンの方々

米軍ハウスの特徴は、広い庭、門から玄関へと続くアプローチ、そして贅沢な間取りと広い室内である。
内ヒンジのドアや作り付けのシャワーヘッド等、パーツ類も欧米の住宅様式にしつらえられ、戦後日本の住宅建築にも大きな影響を与え、今日の日本住宅を作り上げたといっても過言ではない。

今もなお、ハウスを好み住む人々は「自由で開放的な暮らしができる」と口を揃えて言う。広くシンプルな間取りはリフォームし放題で、以前住んでいた人が重ねてきた時間や暮らしが滲み出た味わいのある空間に、さらに自分の暮らしを創造することができ、愛着を持つ事が出来る。特に、渋みのあるフローリングは数年では出す事の出来ない独特の味わいがある。

 

また、庭でバーベキューやプール遊びをする等、沢山の人を呼ぶことができ、干渉されずに自由な暮らしができるところも魅力のひとつである。近年の日本住宅が立ち並ぶ空間とは全く別の時間が流れているように見え、ハウスに住む人々が生活を心から楽しんでいる様子が伺える。
コンクリートの塀が無く圧迫感の無いハウスには、隣り合うハウスの住人同士でコミュニケーションをとっていただろう。

現状と問題点

残念な事に、福生市にあるアメリカンハウスは次々と姿を消していっている。(2000棟がおよそ150棟)しかし、このような形態の空間は住空間としても商空間としても、非常に貴重である、と同時に、アメリカンハウスに憧れを持っている人間は少なくない。街全体で上手に使えば観光資源となり、居住者の獲得にもつながるであろうアメリカンハウスが次々と姿を消す背景には次のような理由があげられる。

 

・大家さんの意識
まず、大家さんのハウスに対する価値観にばらつきがある事が問題である。 ただの古びた平屋だと思い壊してしまったり、最近では世代交代による金銭問題(相続税の支払い)などでやもなく手放す大家さんも少なくない。
まずは、既存のハウスを存続させるためにも大家さんの意識改革とフォローが必要だ。

 

・アメリカンハウスの価値観
アメリカンハウスに対しての価値観がバラバラで、良いと思ってくれる人が少なくなっている。
そしてアメリカンハウスに関しての情報が少ない。

 

・街全体の取り組み方
現在、アメリカンハウスはあるものの、きれいに整備されてないアメリカンハウスも多く、『アメリカンハウスの街』として宣伝をできないのが現状である。

 

※下の写真は解体されるハウス

守るためのアイディア

アメリカンハウスをいかにして維持または増やしていくか、そしてアメリカンハウスでいかにして福生の住人を増やすかを考えてみた

 

A案

イベント&企画などで話題作りをしパブリシティ(サイト、書籍、新聞、雑誌、映画、CM、ニュース)で市民や行政の方にアメリカンハウスの魅力を知ってもらい
アメリカンハウスが街を盛上げるキーワードだという事を認識してもらう。

ー 市民、大家、行政の意識改革・アメリカンハウスの価値向上

 

B案

福生市が、アメリカンハウスを文化財(市のシンボル)と認め、ハウスの大家さん・住人への税金・固定資産税の減税・免除。
福生市としては税収が減るのを懸念する可能性があるが、アメリカンハウスが 市のシンボルとなれば各メディアに注目され、あこがれとして福生に住みたい人が増え、なおかつ観光資源となり土地価格も上がり逆になにかと税収が増えることになる。

ー 住人の獲得・市民、大家さん、行政の意識改革・アメリカンハウスの価値向上

 

C案

福生をよりアメリカンハウスの街とし、住み方にバリエージョン(所得によっていろんなタイプを選べる)を持たせるため、新しいハウスを建設したり、文化住宅やアパート・マンションをアメリカンハウス風にリノベーションする。
また、お金はないがどうしても既存アメリカンハウスに住みたい人はシェアハウスの提案。

ー 福生の生活に憧れをもつ幅広い年齢層の獲得。(家族連れ・夫婦・単身者・学生)

 

D案

アメリカンハウスの空気感を商店街にも取り込む。

1階部分を商空間、2階部分を居住空間(アメリカンハウス風)にし、個性と魅了のある商店街とする。

ー シャッター通りと言われてる商店街の復活と住人の確保