キタガワ・ハウス
ウエダ・ハウス
ユーコー・ハウス
ソータロウ&コスモ・ハウス
高橋宗太郎くん(左 帽子男性22)、
野上虹水萌 くん(右男性21)コスモと読む。
秋葉系デジカメ修理工
・ハウスに住んで2年目
・ハウスのよい所は?
まずは気が楽で落ち着く事、やりたい放題で雨漏りしても気にならない。それとハウスつながりの人との出会いがよかったり。
・ハウスの悪い所は?
冬は寒く、夏は暑い!匹飼っていてそのネコが退治してくれるので大丈夫。(笑)
・ハウスならではのやりたい事は?
パーティをよくやるので今度流しソーメンやりたいなー!
二人は幼なじみで昭島のハウスで生まれ育つ。2002年そのハウスも立ち退きになり、6軒あったハウスの跡地に建て売り住宅が12軒建ってしまった。水を求めるように探し当てたのが今のハウスだ。
リュウ1・ハウス
ノウチ・ハウス
野内幸雄/Photografer
・ハウスに住んで7年目(以前は村山のハウスで25年)
・ハウスのよい所は?
家の作りがシンプルで細かく仕切られていない。それとリビングが広くバイクを部屋の中にディスプレイできる。あと庭があるのがいい。
・ハウスの悪い所は?
冬は寒くて夏は熱いが何とか工夫すれば問題ない。ただ露桔で湿気がたまるのはどうにもならないところかな。
・このハウスの自慢なところは?
オーディオが好きなのでトールボーイのインフィニティやアポジのリボン型平面スピーカー(当時100万円)を置いてるのと左右2m70cmのスクリーンで映画が見れる所(※リモコンで上からグイーンと降りて来てビックリでした)。あと庭にはサクランボの木があって5月になるとそれをめあてに友達が集まってくるよ。
こちらにて海外の写真を中心とした野内氏の写真が見れます。
http://www.asahi-net.or.jp/~ew8y-nuc
アントス・ハウス
水田典寿 28(写真右)/家具作家
小林寛樹 30(写真左)/家具作家
・ハウスに住んで1年目
・ハウスのよい所は?
リフォームし放題。自分達が作った家具があう。雰囲気がいい。
・ハウスの悪い所は?
窓は木わくで隙間があり大きいところは1cmぐらい空いていて、風の強い日は家の中でたき火をしたくなるぐらい寒い。
・このハウスの自慢なところは?
全体的にリフォームしたところ。まず一ヵ月かけて内装を壊して、壁を綺麗に塗って床にリビングのセメントをながしてドアなどは立川のハウスが壊されているところに行って譲ってもらったりして取り付けた。住む状態までには半年の歳月がかかりました。しかし、リフォームにはあまりお金がかかってなく、道具は揃ってるし実家が元ペンキやだったりして10万円ぐらい。あと家具などは駄菓子屋さんのガラスケースとか、むかしのトランクはオークションで購入したり、結構拾い物などもありそれをリサイクル。
自転車のサドルをイスにしたものなど、斬新な家具を作る二人は今後このハウスで展示会を開く予定。
H.S.M.C・ハウス
ハウスについて
アメリカンハウス:または「米軍ハウス」、「外人ハウス」、「米軍住宅」などと呼ばれてる。第二次世界大戦直後に集中して建設された、配偶者のある進駐軍・在日米軍軍人のための一戸建て住宅である。
1970年頃から米兵が横田基地内のハウジングエリアに移りはじめるとともに、音楽、美術、演劇等々あらゆるジャンルの人々が好んで住むようになり、そこから多くの有名ミュージシャンや小説家、画家等を輩出するという現象が起きた。
★福生に関わるミュージシャンの方々
米軍ハウスの特徴は、広い庭、門から玄関へと続くアプローチ、そして贅沢な間取りと広い室内である。
内ヒンジのドアや作り付けのシャワーヘッド等、パーツ類も欧米の住宅様式にしつらえられ、戦後日本の住宅建築にも大きな影響を与え、今日の日本住宅を作り上げたといっても過言ではない。
今もなお、ハウスを好み住む人々は「自由で開放的な暮らしができる」と口を揃えて言う。広くシンプルな間取りはリフォームし放題で、以前住んでいた人が重ねてきた時間や暮らしが滲み出た味わいのある空間に、さらに自分の暮らしを創造することができ、愛着を持つ事が出来る。特に、渋みのあるフローリングは数年では出す事の出来ない独特の味わいがある。
また、庭でバーベキューやプール遊びをする等、沢山の人を呼ぶことができ、干渉されずに自由な暮らしができるところも魅力のひとつである。近年の日本住宅が立ち並ぶ空間とは全く別の時間が流れているように見え、ハウスに住む人々が生活を心から楽しんでいる様子が伺える。
コンクリートの塀が無く圧迫感の無いハウスには、隣り合うハウスの住人同士でコミュニケーションをとっていただろう。